【レポート】3Dスキャン&3Dモデリング実践講座
3月19日〜21日に実施された「3Dスキャン&3Dモデリング実践講座」に参加しました!
この講座は、3日間に渡って3Dモデリング、3Dデザイン、3Dスキャナの使い方をマスターするという
超豪華&充実の内容・・・!
講師には、日本でいちばんFusion360に詳しい(!)スリプリの三谷大暁さんをお迎えしました。
三谷さんは『Fusion360操作ガイド ベーシック編―次世代クラウドベース3DCAD』
『Fusion360操作ガイド アドバンス編―次世代クラウドベース3DCAD』を執筆されています!!
これからFusion360をさわってみたい、という方におすすめの本ですよー。
受講生はFabLab Yamaguchiのヘビーユーザーのみなさんはもちろん、お仕事に活かしたいというみなさんや
バンブーバイクをつくっています!という方や、趣味の蒸気機関車制作に役立てたい!というツワモノまで。
いったいどんな内容の講習だったのでしょうか?
1日目・2日目・3日目の様子をお伝えします!!
1日目
1日目は、ほぼ無償で使える高機能3Dモデリングソフト「Fusion360」の使い方を学びました。
例題として、コップの形を作ってみます。
初めて3Dモデリングに挑戦!という方もいらっしゃいましたが、見事にクリア。
平面から立体を作り出す感覚に「おお〜」というため息も聞こえます。
こちらは「レンダリング」機能のデモンストレーション
この機能を使うと、自分の作ったモデルの見た目をいろいろと変えることができます。
かっこよく見えると、テンションあがりますよね。
午後はスマートフォンスタンドを作りました。
位置合わせ、構造解析などたくさんの機能を使いこなしていきます。
これまでFusion360を使ったことのある受講生の方もおもわず目からうろこ。
「知らなかった!」「勉強になるなあ」との声が聞こえます。
制作後は、質疑応答の時間をとっていただきました。
車のように曲面の多いもののモデリングや、アセンブリ(組み立て)機能について紹介していただきました。
2日目
2日目は3Dデザインソフト「Meshmixer」と、3Dスキャナ「Sense 3D Scanner」の使い方を学びました。
1日目に使った「Fusion360」は寸法や角度などをかっちりと決めてかたちを作るのが得意なソフトですが
「Meshmixer」はキャラクターや動物など曲面のデータを作るのが得意なソフトです。
ゲームなどのCGアニメーションを想像していただけるとわかりやすいでしょうか。
講習では例題として、くまの頭にうさぎの体をくっつけた「うさっくま」という不思議かわいい?キャラクターを作りました。
午後からは3Dシステムズ社の3Dスキャナ「Sense 3D Scanner」を使って、人物のスキャンにトライ!
3Dスキャナは株式会社イグアス 3Dシステム事業部さまにご協力いただきました。ありがとうございます!
スキャナをかざすと、じわじわと人物が画面上に現れてきます。「光の反射があると難しいね」「距離はこのぐらいかな?」など
試行錯誤を繰り返して、だんだんコツをつかんできた様子。
スキャンしたデータは、若干荒いところがあるのでMeshmixerで加工します。
ぐにぐにとねんどをこねるようにデータを編集できるのが楽しくなってしまったみなさんです(笑)
講習の最後には、医療や福祉の分野への3Dデータをの活用事例をご紹介いただきました。
「自分の内臓のデータ、STLでください!」なんてお医者さんにお願いする未来はそう遠くない…!?
3日目
3日間の集大成として、Fusion360/Meshmixer/Sence 3D Scannerを使って
自由制作をおこないました。
制限時間は10時〜14時と短い間でしたが、なんと全員が1つ以上の作品を発表されました!
熱い思いが込もった作品の数々。「形にしたい」「作ることが楽しい!」という気持ちが伝わってくるすばらしい発表でした。
みなさんがどんなものを作られたか、3日間の感想はレポート形式でまとめていただいております。
ぜひご覧ください!
受講生レポート
ぴろきんさん
槌谷昌史さん
藤野哲郎さん
ロコさん
ひでさん
あわやさん
郭伝こうさん
木原敬次さん
伏見俊亮さん
山縣政則さん
みなさん、おつかれさまでした!