制作事例_vol.19|小野 正輝くん

ファブラボで作ったものを教えてください

立方体の木材を4個使って、ブロックカレンダーを作りました。
レーザーカッターを使って立方体の各面に「数字・月・曜日」を彫刻して、あとはブロックを置く台を3Dプリンタで作りました。

イメージ通りにできたのでとても満足しています。

なぜその作品を作ろうと思いましたか?

郵便局に行ったとき、受付に「ブロックカレンダー」が置いてあって、自分でも作れそうだなと思ったので挑戦してみました。

この作品の中で工夫したポイントはどこですか?

数字や文字が見やすいように(ブロックを置く)角度を工夫しました。
机など平らなところに置いたとき、どの角度にすれば文字が見やすいか、何度も試しながら作業を続けました。

完成したとき、どんな気持ちでしたか?

自分のイメージ通りに作ることができたのでとても嬉しかったです。
でも、レーザーカッターの扱いにはちょっと苦戦しました。
想像以上に彫刻に時間がかかったので、一回の作業では完成させることができませんでした。
早く続きがやりたいと思いました。

今回2つの機材を使ってみてどうでしたか?

表現の幅が広がったなと感じました。
形や模様など、ぼんやりとイメージしたものが次々と形になっていくのが楽しかったです。

今後作ってみたい作品はありますか?

からくり装置のような歯車を使った装置を作ってみたいと思います。
どのような仕組みで動くのか、どうすればうまく動くのか、色々と考えて何度も修正しながらの作業だと思うのですが逆にその方が楽しそうだなとも思います。

これから利用してみたいと思っている人にひとことお願いします。

自分が想像したものが形になるってやっぱり楽しいです。
わからないことがあってもスタッフの方が丁寧に教えてくれるので大丈夫、実際にやってみないとその楽しさはわからないと思います。
何でもいいので、とにかく何か作ってみてください!

リトルクリエイター

最高気温の記録更新が続いた8月上旬。
そんな猛暑を吹き飛ばす「おはようございます!」の元気な声が事務所に響きわたりました。
その声の主こそ、正輝君(小学6年生)です。

今回は正輝君にご協力いただき、ファブラボってどんなところ?の疑問に答えられるようにレクチャーや制作風景を中心に動画で構成してみました。

正輝君は2024年に行われた「やまぐちジュニアプログラマーコンテスト」で小学生最優秀賞を受賞した逸材です。その副賞がファブラボの利用券だったことから、何度か来所されていました。
今回は初めてレーザーカッターを使った作品制作にチャレンジしてくれました。

正輝くんの作品制作はとてもテンポよく進みます。
手早くパソコンを立ち上げ、素早くデータを入力したら即3Dプリンタをスタート。
大人顔負けの手際の良さです。
3Dプリンタへの思い入れは特に強いらしく、ファブラボで体験したことで欲しくなり、お小遣いで同じものを購入したほどです。

さて、レクチャー後はレーザーカッターとの時間。

好奇心に満ちた眼差し、一心不乱に作業する様子は見守る側までワクワクしてきます。
作業に行き詰っても集中を切らさず、スタッフの言葉を一つひとつ丁寧に受け止め、終始楽しそうにレーザーカッターと向き合っていました。
その甲斐あって、完成した彫刻は誰が見ても引き込まれる美しい仕上がり。

時間の都合上、作業が途中で終了になったときもすぐに修正箇所への対応や次回の予約を検討するなど、強い好奇心と前向きな気持ちが失われることはありません。
その姿を見ていると「やりたいことを全力で楽しむ」「失敗すらも楽しむ」ものづくりのあるべき姿を感じました。

そんな正輝くんを見て、自分が小学生の頃に思いをめぐらせました。
あのときの自分は、心を奪われるほど没頭できる何かを持っていただろうか。

人は大人になると何かと理由をつけ、折り合いをつけ、冒険を諦めがちです。
一方、正輝君は興味関心・好奇心の向くまま全力で今を、ものづくりを楽しんでいます。
私たち大人も、恐れず未知の世界に踏み出す勇気を持ちたいと思いませんか。

彼はこの先どこをめざして心の舵を切り、未知の大海でどのような冒険を重ねていくのでしょう。
正輝君の物語、その展開に大きく期待が膨らみます。

正輝くん、お忙しい中ありがとうございました。

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