【レポート】COMAYOSE WORKSHOPに参加しました!
こんにちは、ボランティアスタッフの小橋です。
6月20日にTRUSS FACTORY様で実施された
COMAYOSE ブローチワークショップに参加しました。
その様子をレポートしたいと思います。
※詳しいWSの説明はこちら
COMAYOSE(コマヨセ)って?
COMAYOSEとは、細かい(COMA)木材を寄せて(YOSE)つくる現在版寄木細工を意味しています。
今回のワークショップでは、「乾漆シート」と様々な木材を組み合わせ、寄木のブローチを制作しました。
*乾漆シートとは寒冷紗という布で漆を塗り固める、という伝統技法によってつくられている板状の素材。
1mm程度のシート状になっているため、レーザーカッターで加工することができます。
講師は、駒野 美智(こまの みさと)さん。
レーザーカッターを駆使した現代版寄木細工”COMAYOSE”の制作者であり、
全国各地でCOMAYOSEブローチのワークショップを開催されています。
ワークショップの手順
使用したもの
・木材(レーザーカッターでカット)パーツ
・乾漆シート(レーザーカッターでカット)パーツ
・接着剤
・紙やすり
・蜜蝋
①ブローチ用に、木材・乾漆シートのパーツからそれぞれ好きなものを選びます
好きなパーツを探す姿は、真剣そのもの!
駒野さんに木材について教えていただきながら、じっくり選びました。
左から、クルミ・ケヤキ・カヤ・シナ・ウォールナット・朴。
木材によって、色や質感が違います。クルミとケヤキは岐阜県飛騨市で伐採されたものです。
実際に手にとってじっくりと、それぞれの木材の特徴を感じることができました。
②接着剤で木材パーツを丁寧に接着します
③紙やすりで表面を磨きます
これは、南アフリカ原産のパドックという赤い木材を磨いた後の写真。
磨いた後は木屑が手に付き、手までしっかり赤くなりました!
紙やすりで削っていくうちに変わっていく木の模様やなめらかになっていく感触に、皆さん癒されていたようです。
④乾漆シートを接着し、蜜蝋を塗り込み出来上がり!
今回は、蜜蝋と菜種油を混ぜ、塗り伸ばしやすくしたものを丁寧に塗りこみました。
参加者の皆さまは、ものづくりが好き、手を動かすことが好き、という方が多かったのですが
「レーザーカッターや3Dプリンターでものづくりをしたいけれど、いざ自分で作ろうとすると何を作っていいか分からない」
「パソコンでのデザイン作業が苦手」とおっしゃる方もいました。
このようなWSを通して、デジタルファブリケーションを身近に感じて頂ければ、
そして、普段のものづくりにもデジタルファブリケーションを取り入れるきっかけとなれば、嬉しいです。