制作事例_vol.9 |VIVITA|窪田 有希さん

VIVISTOP YAMAGUCHIは、山口市道場門前商店街にある、あそびと学びのものづくりスペースです。
子どもたちから大人まで、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタルファブリケーションツールを使ってさまざまなものづくりにチャレンジできます。

何の機材で、何を制作されていますか?

レーザーカッターを使ってイベント用のフォトフレームを20セットほど作りました。

クラフトマルシェ(商店街で開催されるイベント)のワークショップで、パーツに色を塗ったり、イラストを描いたりして組み立て、自分が好きな写真を入れてオリジナルのフォトフレームを完成させるというワークショップです。

ファブラボを知った経緯を教えてください。

VIVISTOPの活動を通じて知りました。
最初は(委託を受けている)山口市の職員の方から紹介して頂きました。

ファブラボを利用していかがですか?

レーザーカッターはメーカーによって使い方が違うのでファブラボにあるtrotecの使い方を覚えるのに苦労しましたが、スタッフの冨川さんから丁寧に教えていただき助かりました。

ファブラボは優しいスタッフの方とたくさんの植物に囲まれた、くつろぎと癒しの空間だと感じました。
落ち着いて作業できる場所で、とても居心地が良いと思います。

窪田さんのものづくりに対する理念や信念・思いとは何ですか?

特別に強いこだわりや思いといったものはなく、単純にものづくりが好きというだけです。

ものづくりに関わる仕事をしているので、日々楽しみながら活動しています。

イベントの準備を子どもたちと一緒に進めるとき、子どもたちには作りたいものを作ってもらいます。
以前、市販のリースセットを組み立てていた子がいて、それを見ていた他の子どもたちも落ち葉や小枝、木の実を拾ってきて、同じようにリースを作り始めたことがありました。
「無いものは作ろう」という子どもたちの姿勢から、改めてものづくりの楽しさを教わりました。

今後ファブラボに期待すること、要望などはありますか?

特に要望することはないですね。

とても利用しやすかったので、変わらず続けていただけると嬉しいです。

VIVISTOP YAMAGUCHIは山口市中心商店街の中にあります。

遊びとものづくりのスペースがコンセプトで、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタルファブリケーションツールを使ってさまざまなものづくりにチャレンジできる、みんなが使える「まちの工作室」です。

VIVISTOPは土日のみオープンで、普段は作りたいものを自由に作る場所ですが、3ヶ月に1回、商店街で開催される山口クラフトマルシェに参加しています。
「自分たちで自分たちのまちをつくる」をテーマに、子どもから大人まで持ち寄ったアイディアをVIVISTOPで形にして商店街でお披露目しています。毎回予想外のアイディアが出てくるので窪田さん自身も楽しみにされているようで、次回は子どもたち考案の屋台が登場するそうです。

窪田さんに今後挑戦してみたいことをお聞きすると、VIVISTOPではやりたいことをやっているので、挑戦というよりはこのまま続けていきたいとのこと。
また、子どもたちが考えたキャラクターの中にとても気に入ったものがあり、それを具現化させたいと話されていました。

撮影中、VIVISTOP利用者の小学生が下校途中に通りがかり、普段と違う窪田さんを見つけ、興味津々な様子で覗いていました。商店街の中にあるVIVISTOPは子どもたちの生活の一部、通学路ならではの身近なコミュニケーションも楽しみの一つだそうです。
山口に来て2年、最初は戸惑うこともあったそうですが、今では顔見知りの方も増え、街を歩けば知り合いに遭遇する率も増加中で、都会暮らしにはない楽しさも見つけられたようです。

窪田さん、ありがとうございました。

VIVISTOP YAMAGUCHI
Webサイト:https://sites.google.com/piccolo.co/vivistopyamaguchi/home
Instagram:@vivistop_yamaguchi